Unity産業DXカンファレンス2026開幕:マツダ新型CX-5とホンダXRが拓く車載DXの未来

2026年6月9日、日本の自動車DXが集結する一日

リアルタイム3D技術の産業活用を牽引するUnityが、第4回目となる「Unity産業DXカンファレンス2026」を2026年6月9日(火)に東京・京橋のTODA HALL & CONFERENCE TOKYOで開催する。今年のテーマは「リアルタイム3Dが拓く、産業DXの最前線」。製造・建設・自動車という三大産業領域における、デジタルツイン、シミュレーション、XR活用の最新事例が一堂に会する。とりわけ自動車業界からは、マツダとホンダR&Dが基調級セッションに登壇し、Unityを軸とした車載体験開発の最前線を披露する点が注目を集めている。

マツダ:新型CX-5の車載HMIをUnityで構築

マツダは2024年3月にUnityとコックピットHMIのGUI開発でパートナーシップを締結し、2025〜2027年以降の新車種へ順次展開する方針を示してきた。今回のカンファレンスでは、その第一弾となる新型CX-5の実車を会場に持ち込み、Unityで内製されたHMIを来場者が実際にタッチして体験できる。人間中心設計の哲学に基づき、Unity IndustryとRuntimeを用いて空間的に複数情報を整理することで、ドライバーの認知負荷を最小化するアプローチが採られている点が特徴だ。

ホンダR&D:XRによるデザインレビュー基盤

ホンダR&Dは、製品の魅力検証とデザイン価値の確認を目的としたXRベースのデザインレビュー基盤構築事例を発表する。実車試作前の段階でリアルタイム3Dを用いて意思決定を高速化する流れは、欧州OEMでも標準化が進む領域であり、国内メーカーの追従が産業競争力の鍵を握る。

「ゲームエンジン×自動車」が当たり前になる転換点

マツダ、トヨタ、メルセデス・ベンツに続く採用拡大は、Unityが単なるツールから、自動車OSのフロントエンド標準へと位置を移しつつあることを示唆する。ハードウェア差別化が困難になる中、ソフトウェア定義型車両(SDV)の競争軸はHMI体験へと移行しており、リアルタイム3Dエンジンの選定はOEMの戦略判断そのものとなっている。

  • マツダ新型CX-5:Unity製HMIを搭載し会場で体験可能
  • ホンダR&D:XRデザインレビュー基盤の事例公開
  • 無料参加・事前登録制(定員到達次第締切)

6月9日のカンファレンスは、日本車載業界がリアルタイム3D技術を「実装フェーズ」へ移行させた象徴的な節目となるだろう。

参考情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です