Amazon傘下Zoox、史上初の商業認可をNHTSAから取得
2026年7月30日、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)はAmazon傘下の自動運転企業Zooxに対し、ステアリングホイールもブレーキペダルも持たない完全自律型ロボタクシーの有料商業サービス認可を史上初めて付与した。年間最大2,500台・期間2年の商業展開が可能となり、ラスベガスでの有料運行が2026年8月にも始まる見通しだ。
ステアリングホイールなし:完全自律型の設計思想
Zooxの車両は4人乗りの双方向電動ポッド型で、乗客同士が向き合って座る独自設計を採用。ウインドシールドの除霜や制動システムなど連邦安全基準8項目の特例免除を受けた。NHTSAが2025年に開設した次世代AV専用の「Part 555」認可経路を活用した初の商業事例となる。
三つ巴のロボタクシー覇権争い、ラスベガス・マイアミで激化
Waymo:全米11都市で盤石な先行優位
Googleの親会社Alphabet傘下のWaymoは、フェニックス・サンフランシスコ・ロサンゼルス・マイアミなど全米11都市で有料ロボタクシーを展開し先行する。マイアミには2026年1月から進出済みで、新規参入のTeslaとZooxを迎え撃つ構えだ。
Teslaのフロリダ快進撃&ZooxのUber提携
Teslaは7月にフロリダ州マイアミ・オーランド・タンパの3都市で完全無人の有料ロボタクシー運行を相次いで開始し、ひと月足らずで3都市体制を構築した。一方ZooxはUberとの戦略的提携も発表。ラスベガスでのZoox車両をUberアプリ経由で呼べるサービスが今夏に開始し、2027年半ばにはロサンゼルスへ拡大する計画だ。
トランプ政権が規制緩和でAV普及を後押し
NHTSAはZoox認可と同時に、自動運転メーカー全般への申請プロセス簡素化を発表。AV安全基準策定コンソーシアムの設立やNHTSA長官への暫定免除権限付与など、連邦政府が一体となってAV普及を推進する姿勢を鮮明にした。2026年8月、ロボタクシー市場はAmazon・Google・Teslaの三者による本格的な商業競争フェーズに突入した。
参考情報
- Zoox clears final federal hurdle to launch paid robotaxi service | TechCrunch
- Amazon’s Zoox to begin charging for rides in Las Vegas after clearing NHTSA hurdle | CNBC
- In A First, U.S. Clears Zoox’s Steering Wheel-Free Robotaxis For Paid Rides | InsideEVs
- New AV Safety Standards & Zoox Robotaxi Exemption | NHTSA
- Google vs Amazon 自動運転ロボタクシーの有料化で間もなく激突か | 自動運転ラボ
- Amazon傘下のZoox、自動運転タクシーの商業化へ 2500台規模で | 自動運転ラボ
- テスラの無人ロボタクシー「全米制覇」へ加速 フロリダ3都市拡大で | 自動運転ラボ
- TechCrunch Mobility: Two roads diverged — for robotaxis | TechCrunch
- The Trump administration just named Zoox a frontrunner in robotaxi race | Reason
