AIで3Dモデリングができる時代へ
「3Dモデルを作りたいけど、FreeCADの操作が難しくて…」そんな悩みを持つ方に朗報です。FreeCAD MCP(Model Context Protocol)サーバーを使えば、AIアシスタントのClaude Codeに話しかけるだけで3Dモデルを作成・編集できるようになります。
MCPとは何か?
MCPとは、AIアシスタントが外部ツールを操作するための標準的な仕組みです。今回はこのMCPを使って、Claude CodeとFreeCADを橋渡しするサーバーを立ち上げます。
必要なものを準備しよう
- FreeCAD(インストール済み)
- Python 3.12以上
- uvパッケージマネージャー
- Claude Code CLI
セットアップの流れ
① リポジトリのクローンと環境構築
まずGitHubからfreecad-mcpをクローンし、uv sync --system-certsで仮想環境を作成します。企業プロキシ環境ではSSLエラーが出ることがありますが、--system-certsオプションやgit -c http.sslVerify=falseで対処できます。
② FreeCADにアドオンをインストール
リポジトリ内のaddon/FreeCADMCPフォルダを、FreeCADのModディレクトリへコピーします。Windowsなら%APPDATA%\FreeCAD\Mod\、Linuxなら~/.FreeCAD/Mod/が対象です。
③ Claude CodeにMCPサーバーを登録
以下のコマンドでMCPサーバーを登録します。
claude mcp add -s user freecad /path/to/freecad-mcp/.venv/Scripts/freecad-mcp.exe
ポイントは-s userを必ず付けること。省略するとそのプロジェクトでしか使えなくなります。
④ FreeCADでRPCサーバーを起動
FreeCADを起動し、ワークベンチ一覧から「MCP Addon」を選択。ツールバーの「Start RPC Server」をクリックすると、ポート9875で待機状態になります。
実際に使ってみよう
設定が完了したら、Claude Codeのチャットに話しかけるだけです。
「10mm×10mm×10mmのボックスを作って」
と入力すれば、Claudeが自動的にFreeCADのツールを呼び出して3Dモデルを生成してくれます。もちろん、コードで直接ツールを呼び出すことも可能です。
使えるツール一覧
- create_document:新規ドキュメント作成
- create_object:オブジェクト追加
- edit_object:オブジェクト編集
- execute_code:Pythonコード実行
- get_view:スクリーンショット取得
- run_fem_analysis:FEM(有限要素法)解析実行
まとめ
FreeCAD MCPを使えば、3Dモデリングの専門知識がなくても自然言語で形状を作れます。さらにFEM解析までClaudeから実行できるため、設計作業の自動化にも大きく貢献します。AIと3DCADの組み合わせは、ものづくりの新しい可能性を切り開く技術です。ぜひ試してみてください。
